甘い時間の始まりは

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「結..ッ!!!??」 「シ――ッ!!恵ちゃん声デカいよ!!」 なにがなんだかわからなかった私は恵ちゃんに昨日の出来事を相談していた けれどそれは恵ちゃんも同じだったようで全てを話し終わると目を丸くして驚いた 大声で叫ぼうとしたので私は恵ちゃんの口を両手でふさいだ 「ごめん..ってかそれ本当に本当?」 「多分..」 「だってアンタ付き合って何日よ」 「...2週..間目..」 そう言って私も恵ちゃんも黙ってしまった なんてったってまだ16歳 去年までは中学生だった子供が急に結婚だなんて言われても 実感がないというかなんというか.. 「みちる..騙されてんじゃないの?結婚詐欺とかあるご時世だし」 「喜一さんはそんな人じゃないよッ!!」 「まぁみちるがそう言うならそうなんだろうけど..」 「それにウチはお金持ちじゃないし..むしろ喜一さんの方がお金持ってるよ!社会人だし」 私と恵ちゃんは腕を組みウーンと唸った
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