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空はいつものように真っ黒だ。
そんな真っ黒な空には太陽が1つあるだけ。
その太陽は凄まじい光を放つ。
それと同時に丁度いい気温になるように熱も発している。
快適な気温に調節してくれる太陽。
太陽らしくない太陽。
人体に何の悪影響も及ばない。この太陽はこの街の役割をきっちり果たしている。
俺はそんな太陽が嫌いだ。
それを作った奴らも、それを認めている奴らも。
物心ついた時はこんな太陽じゃなかったような気がする。
そうだ。ほんのり覚えている。
暖かくて優しくてそれでいて日差しの強い太陽。
力強い太陽。
昔はその太陽の下にいたんだ。
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