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『ただいま~』
今、学校から帰ってきた凛はさっそく自分の部屋へ行く。
『凛姉、おかえり~』
弟の溯弥の方が早く帰っていたようだ。
『うむ、溯~ジャンプは!?』
『まだ読んでる』
『お願い!! ONEPIECEだけ読ませてよ。 ね?』
『しょうがないですなぁ~。 はい』
投げられたジャンプをキャッチし、凛は溯弥を睨んだ。
『大事なジャンプ様を投げるでない!!』
『うざっ!!』
『今、何か言った? 気のせいよね?』
笑顔で溯弥に質問する。
顔は笑っているが目は笑っていない。
その様子に溯弥は青ざめた。
『き・気のせいだよ!! てか、早くジャンプ読んでよ』
『あ…そうだった!! 我が愛しのサンジ様ぁ~』
『…はぁ』
溯弥はジャンプを読み始めた姉を横目で見ながらため息をついた。
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