[水鏡]
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僕はそっと壺の中を覗き込んだ。 だが、その壺には底がないように見えた。 だが、もう一度よく観るように覗くと、水面に波紋ができ、僕の姿をハッキリと映し出した。 初めビックリしたが直ぐに自分の姿だと言うことが分かり、ほっと肩をなでおろすと、また水面に波紋ができて、今度は見知らぬ村が広がっていた。
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