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「ふふふ……ははははははは‼😆」
高峰竜之介の気分は有頂天だった。
前回の事件で、警察から多額の礼金を貰っただけでなく、新聞やテレビでその情報は流され、竜之介はあっと言う間に有名人になったのだ。
「まさか本当に事件に巻き込まれて、しかもそれを解決するなんてね。
世の中何があるか分かんないわ。」
「推理小説もこういう時に役に立つんだよ。はははははははははははははは😆」
「……言い返せないわ😱」
母親は黙ってしまった。
「さてと、どうせ休みだし、今日も徹夜して、読書に勤しむかな。
どうせ夏休みで明日も休みだし。」
竜之介は買ったばかりの新作に手をかけた。
ベッドに寝転がり読書を続けていると、辺りも明るくなり竜之介も流石に眠くなってきた。
「そろそろ寝るかな😖
一日中。💨」
竜之介はそう言って目を閉じた。
……………数時間後…………AM7:30
ピリリリリ‼
竜之介の部屋の中で、聞き慣れた着信音がけたたましく鳴り響く。
「……………💢
誰だよ?😠」
竜之介は目を擦りながら電話にでた。
「あ😃起きてたんだ竜之介。
徹夜して今は寝てると思ってたのに。」
「あのな……分かってんなら電話なんかかけてくんなよな😒」
「まあ良いや。
実はね、明日から三泊四日、旅行に付き合ってしいの。」
「は⁉」
「お願い……。」
「………。
何だよいきなり。」
「怖いの……。」
「は?」
「お願い……。
あの日以来一人でいるのが怖いの……。」
「……仕方ねぇな😒」
「ありがとう😃」
華夜は嬉しそうに言った。
(あいつもこういう時だけは女だな………。)
そう言って、竜之介はまた眠りについた。
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