花子

7/10
前へ
/10ページ
次へ
また、まー吉がいなくなったんだ…     また前みたいに近所をうろついてるんだろう     やっぱりまー吉のいない生活は淋しい       私は七五三を迎えた 床屋で着物に着替え実家に向かう途中 国道から入る田んぼの畔道に白黒の猫がいたんだ      血を流し倒れているまー吉を見つけたんだ…   もう冷たくなって… でも事実この猫はまー吉    まー吉は…           もう…           いない…       皆泣きながら家の裏に埋めたんだ…
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加