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「しょうがないなぁ～。
明日は兄貴が起こしてよ。
私あいつ起こすの嫌だから。」
そう言って私はもう一人の兄貴加納（かのう のぞむ）望夢（２０）の部屋へと向かった。
「こら。ゆめ。いい加減起きやがれ。」
私は少し機嫌悪く兄貴の望夢を起こした。
こいつはこうでもしないと起きない。
全く、どっちが上なんだか分からない。
そして何とか重たい体を起こし、私の方を見た。
「おはよ～。
華帆いつもわりぃ～な。」
「悪いと思うなら自分で起きろよ。
ご飯の用意が出来たみたいだから服着替えたらキッチンに来なよ。」
「分かった。
サンキュー。」
私は今度は別の部屋に向かった。
それは私がもっとも朝だけは会いたくない奴だ。
そして私の想い人。名前は高森（たかもり きょうすけ）恭輔（１９）。
今世間で騒がれている
【 Ｓｗｅｅｔ Ｇーｍａｎ】
のボーカルでＣＭやドラマなどで活躍している今イケメン度No.１の男なのだ。
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