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バイト中,私はずっと雅也さんのことを考えていた。
前に会った気がする。
ずっと前に。
あの声
あの姿
あのしぐさ。
すべてに見覚えがある。
そして,ふと思いついた"靖雅"という名前。
う~んう~んと考えていたらあっという間にバイトは終わってしまった。
カフェを出ると,雅也さんがいた。
本当に迎えに来てくれたんだッ☆
「バイト,お疲れ様です。」
「雅也さんもわざわざ来てもらってすみません。」
「いいえ♪ところで,お名前は?」
「牧亜っていいます。」
「牧亜…それが現在の名前なんですね。」
「靖雅,現在の名前は雅也っていうのと同じですよ♪」
「そうですね。あの,マックにでも行きませんか?
小腹がすいてしまって。」
「はい☆」
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