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雨が降ってる。
寒くて気が付いた。
「どこだっけここ?」
「あれ?なんでこんなとこにいるんだっけ?」
あまり来ない路地裏にオレは居る。
わからない。なぜここに居たのか…
ふっと辺りを見回していると、
歳の離れた恋人達?が歩いていた。
「あれ?隣のクラスの神戸か………ふーん、くだらねー。」
同じ学校で同学年の隣のクラスの女子、神戸 美弥が中年のおじさんと仲良さげに歩いてる。
今どき援助交際なんて珍しくない。
なんて思ってたら、
目が合った……。
別にどーでもいいから、
空を眺めた。
まだ降り続いている。
そんな自分の置かれた状況を考えながらボーっとしてると、
変なおっさんに声をかけられた。
「真くんだね?」
誰だこいつ。知らねーぞこんなやつ。
流してたらまた喋り始めた。
「天野 真くんだね?私は警察の者だよ。そんなに驚いてないね?」
興味ねーよ。
「なんで声をかけたかわかってるね。」
何言ってんだこのおっさん。早くどっか行けや!
「なんで君に声をかけたかわからないかな真くん?」
うぜーなー。
だりーから逃げっか。
「お父さんのこと聞かしてくれないかな?」
「お…や…じ?」
一瞬でさっきあったことを思い出した。
そーか俺は……。
俺が………。
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