act.1~首吊り~

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涼矢は生まれつき、『背が伸びない』という障害を持っていたためにイジメを受けていた… 人見知りもしたあいつがどうやら俺を仲間と思ってくれたらしく『よろしくね』と言ってきたのが付き合ったキッカケだった… 別れた後、どういう訳か涼矢の親から様子がおかしいと聞いてすっ飛び、涼矢の家に上がって部屋に行くと、ヒモに吊るされてる涼矢が… 『バカ!テメェ何やってンだよ!』といい、俺は持ってたカッターナイフで紐を切り、涼矢を担いで呼んだ救急車に運んだ… 救急車が来るまでの間、親はパニックを起こして何もかも解らない状況の中、『死ぬんじゃねぇぞ?なっ?』と、冷たくなった涼矢を必死に介抱した… 救急車が来て病院に運ばれ、俺と涼矢の親は治療室前で待っていた… まだ、死んでるとも知らずに…
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