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うす暗い部屋 よどんだ空気
飲みかけの缶ジュースは 少し生温い
湿った毛布が 少年の体を覆い尽くす
ガラスの心は 四角い檻の中
そんな少年に 僕は問い掛ける
どうして何もしないの
どうして自分から 外に出ようとしないの
外の世界にはこんなにも 光が満ち溢れているのに
君は怖いのかい
外の世界に出て 傷つくのが
闇は自分の中にあるんだよ
さあおいでよ 僕と一緒に外へ出掛けよう
何も怖くない 怖いものなんて何一つないんだ
ガラスの心は 四角い檻の中
そんな少年に 僕は問い掛ける
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