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館に入れば、壮観な風景が広がっていた。両隣に扉があわせて3つ。レッドカーペットに豪華なシャンデリア、階段があり、3つの扉が二階にあった。
館についたのは、オレと隊長とバリーの三人。ジルの姿はなかった……
『ここは…』とバリー
『広いな………探索は別れたほうが効率がよさそうだ…』
と隊長。
『ジルは…?』オレは扉を開けようとした。
が、ウェスカーがそれを止める。
『ですが…隊長…』
『やめろ。外は敵だらけだ。』
『各自、弾薬を確認しろ。』
隊長は立て続けに的確な指示を出す。
バックパックを探った。
『………銃に装填されているのがあと7発。それにマガジン2本。計37発です』
『銃に2発、ローダー3本。計20発です。』
とバリー
『私は22発だ。』と隊長。
『外があんな状態だ。きっとこの建物も何かがあるだろう。そのために…』
バンッ!バンッ!
『ジル?』
オレはもう、ウェスカーの指示を聞く暇すら勿体無いような感じすらした。
『わかった…クリス、見てきてくれ。私とバリーでここを固めておく。』
『気を付けてな!』とバリー。
音が聞こえたのはたしかにこっちだ。
オレは左のドアに近づく。
敵がいるかもしれない。
押し開け、周りを銃と一緒に確認する。
………ここも広い。いわゆる食堂か………
割れたワイングラス。時計が右に。暖炉が一番奥で燃えている。
シャンデリアが見事だ。
暖炉に近づくと、血痕があった。
調べている暇はない。とにかく、この部屋にドアは一つしかない。
押し開けた。
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