三年目…最後の祭り

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祭りが終わり、 家につく。 なかなか小屋から 離れられず 気が付くと朝方やった お風呂に入ると、 足の親指に目がいく。 青くなってる… 爪が外れかけてる… 足はパンパンで もう動かへん… 聞こえへんはずの 太鼓の音が聞こえる… 耳にまだ 太鼓の音が残る… 祭りは終わった… 朝起きてみると 7人の内の一人から 携帯に着信が入ってた 「おつかれさん…どないしたん?」 アタシのかれた声を聞いて 友達は笑い出す… 「声、変やろなと思ってかけてみてん(笑)」 「なんじゃそら…こっちは声出すの精一杯やのに、笑いたいが為に電話してきたんか!」 なんやかんや言いながら 喉痛い事を理由に 電話を切る。 また違う子から 電話がなる 電話をとるなり 「ほんまやぁ。めっちゃおっさんみたいな声(笑)」 と笑い出す友達。 「もう、ええって!」 すぐに電話を切る。 また鳴る… また違う友達が 笑うだけ笑って何も 言わず電話を切られる。 いつもやったら、 「何も用ないんやったら人がしんどい時に電話してくんな」 位、言うたるけど、 声が出ず喉が痛い… 文句一つ言う 元気なかった。 結局、6人全員から 電話が鳴った… むかついたけど… 内心、 だんじり曳いてたって 証がほしくて、 このまま、 もうちょっとだけ 声かれたままでおりたい… って思った。 昨日までギャラリーで ごったがえしてた町が 普段の町並みに 戻っていた… なんか一つ 大人になった気がして 寂しい気持ちで いっぱいになった…
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