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2日間、
ずっと★町の近くにいた。
遣り回しもいっぱい見たし
後ろもついて走ったし
今年もいい祭りになった。
曳き手じゃなくても、
だんじりが
小屋になおされる瞬間は
やっぱりせつない…
寂しい…ものがある。
また1年後か…。
今年で最後の曳き手が
号泣している。
アタシ達はそれを見て
去年の自分達を
思い出して泣いていた。
今年で曳くのが最後の
1つ下の子がアタシに
近付いてくる。
「去年、しんどなって何回も綱離したりして、先輩らに『来年は絶対、綱離したらあかんで!最後の祭やろ?自分の力で絶対ええ祭りにしいや』って怒られたの、ずっと覚えてて…今年は綱、意地でも離しませんでした。そのおかけでいい祭りになりました!」
なんてええ子や…
アタシが去年が言うた
言葉、覚えててくれたんや。
「ええ祭りになってよかったやん!意地でも離せへんっちゅう気持ちがええ祭りにさせてくれたんやで!よう頑張ったなぁ!」
抱き合いながら泣いた。
「もう、最後やで。泣いてたらだんじりの姿、目に焼きつけられへんで。泣きやんで、だんじり目に焼きつけといで!」
1つ下の子は
だんじりの前にもどり
ひたすらだんじりを
ながめていた…。
祭りってやっぱりいい。
みんなが同じ気持ちで
だんじり曳いてる。
みんなが★町を
愛してる。
走る事に喜びを
感じてる。
毎年、ええ祭りに
なって当然やわ!
来年も再来年も
ええ祭りになる。
★町がある限り
ええ祭りは
永遠に続く。
そう信じたい。
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