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時が立ち、
祭りくらいしか
7人全員が揃う事は
なくなっていた。
22歳の夏、
和歌山にボディーボード
しに行って、
その帰り、オカマされて
ムチウチ…
ムチウチのせいで
その時していたバイトを
長い期間休む事になり
結局辞める事になる。
【ほとんど解雇】
その時、していた恋愛も
うまくいかず…
祭りまでの間、
岸和田から離れようと決意。
三重県でリゾートバイト
の募集があり旅立つ(笑)
休みの日には
ボディーボードができる
ドラマ、ビーチボーイズ
みたいな生活が
待っていると
信じこんでいた。
実際は休みもなく
不規則な毎日が続き
ボディーボードに
行くひまがない…
ストレスで
急性腸炎になる…
泉州に帰りたかった
けど、みんなに
「ほら、やっぱり、すぐ帰ってきた!」
と言われるのがイヤで…
もうちょっと我慢。
そんな時、
一緒に働いていた
男性と仲良くなる
田舎で生まれ育った
その男性は
うわきの「う」の字も
知らない位真面目な男性
気がつけば
同棲、妊娠、結婚…
友達に話すとみんな
かなりびっくりしていた
「三重とか住むの堪えれるん?だんじりないんやで?」
「だんじり曳く子じゃなくていいん?」
浮気され…騙され…イヤな恋愛を
繰り返してたアタシは
こんな真面目な人と
結婚できたら幸せやな
と思うだけで
不幸になるはずは
ないと信じきってた。
けど、やっぱり
泉州から離れるのは
悲しくて…
結婚式では初っ端から号泣。
結婚式で
久しぶりに7人全員が揃う。
「誰が1番に結婚するやろ?」
って、よく話したのを
思い出す。
「あんたやろ?!」
とみんなから言われた。
「やっぱり1番に結婚したな!」
とみんなから
祝福の言葉。
結婚式と言えば
最後の両親に読む手紙。
「アタシは泉州に生まれ育ち、だんじりを曳いていた事を誇りに思います…お父さん、お母さん、泉州に生んで育ててくれてありがとう…」
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