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寂しくなったのか、
子供達が恋しくなったのか、
旦那に三重県に
帰ってきてほしい
と言われた…
旦那と、
やり直したくない
訳じゃない
子供の為にも
やり直すのが
１番やろう。
でも…
もう泉州から
離れたくない。
秋になれば
太鼓の音が聞こえる
走り込みの
声が聞こえる
提灯がつき
祭りモードになる
泉州…
熱く祭りを語れる
友達がそばにいる…
アタシを元気に
してくれたのは
泉州以外の
何物でもない…。
離れてみて
初めてわかった。
泉州に戻ってきて
気付いた
アタシから
この町をとったら、
何もなくなる…
子供にこの町の
法被を着させたい
子供と一緒にこの町を
愛したい
子供達と、
だんじりの話もしたい
やから、
もう離れへん。
泉州から
離れへんって決めた。
長々と別居生活が続き
旦那はしびれを
きらしたのか
１年半別居生活を
したのち、
仕事を辞めて
泉州にくると。
言い出した。
貯金もなく、
一緒に住むにも
家賃が払えない
状態だった為、
アタシの親に頭を下げ
アタシの実家で
一緒に暮らす事になった。
なんとか仕事も見つかり
アタシの両親も
子供達の為を思い
『ほんまは嫌や…』
と言いながらも
一緒に暮らす事を
承諾してくれた。
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