第一章

6/16

878人が本棚に入れています
本棚に追加
/321ページ
「はぁ……」 わざとらしく大きなため息をつき、机に手を置く彼女。 「今日、放課後残ってくれる? 委員会あるから。それから…」 言葉を切り、周囲を見回しながら意味ありげに顔を近づけた。 「あなた、最近周りで変なコト起きてない?」 突然の問い掛けにわたしは首を傾げる。 「なんで?」 問い返すと、何もないならいいの、と言って机から離れて行ってしまった。
/321ページ

最初のコメントを投稿しよう!

878人が本棚に入れています
本棚に追加