詩集「日暮らし」

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「安楽」 背中が痛くて うずくまってるだけ 眠りたくても こめかみが痛くて 眠れないしね 夢の中で キリコが出て来て 僕に安楽死を勧めてきたよ 特に構わないなんて 普通に思えて笑えたよ 一度は君に捧げた この命の意味は薄れて もうすぐ 記憶にも残らないような 薄いカルピスみたいな 時間が来るだろう 思えば君ほど、 僕を愛してくれた人は 居なかったよ あれから 出会いはあったけど 君以上に愛してくれる 人は居なかったよ 一度は君に捧げた この心 これからも 薄まる事なく このまま うずくまったまま 安楽死を待ってるだけかな なんて思ってる 誰かを待って 眠る日なんて 僕には もう無いかもね
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