詩集「日暮らし」

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「真夜中」 今夜も九月の風には 抱かれなかった 僕は拾った煙草に 火を着けて そっと煙を乗せたけど 風はいつものように 知らぬ顔で 吹け抜けてった 煙草を捨てたら 部屋に入って いつもと変わらぬ 瞳を閉じよう
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