詩集「野苺」

4/13

18人が本棚に入れています
本棚に追加
/76ページ
「遠離の恋」   安堵したもれ   ここに在りて 留めてかやる   のみぞ知りたる 神なぞ据えず   我が名をその身に 荒られど深刻め (あられど、みきざめ)  無し在る問うなく 今、在る我が名に   眼を向け 心、遂げ続けよ   今宵も 浮かべて眠るは 我が艶やかな 貴女なり・・・           安心してくれ   俺は確かに存在しいて   貴女の想いを留めている   神のみぞ知るような 運命なんかより   確かな存在を現す 俺の名前を 忘れないでいてくれ   いつも側には 居てやれないけど 俺の名前を 心で呼びながら 寂しく思うより 愛しい想いを 抱き続けていて欲しいんだ   俺が今夜も 想いながら眠るのは 愛しい君なのだから・・・
/76ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加