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「朔夜さーん! ぷっww 朝ですよー!ご飯ですよー!」
時刻は朝の八時、まだ少し眠い。しかし幽霊に起こされるとは妙な気分だ。
結局メリーの野郎はここに居座ることになった。さっさ成仏しろボケ。
「はい、朝ご飯です」
メリーはそう言って、湯を注いだカップめんを机に置いた。ちょっとでもなんかを期待した俺が馬鹿でした。
「なぁーメリー?」
俺はカップめんを食いながら、メリーに声を掛ける。
「なんっすか? ご主人様?wwww」
なんかこいつ半殺しにしたい。
「お前幽霊のくせになんでそんなはっきりしてるうえに、飯まで作れんだよ? てか、本名メリー?」
そう聞くと、
「あたしにもわかりません。でも普通に人間と変わらないと思います。だってあなたの家に来るまでに人にも見られてたみたいですし。まぁ、特別なんでしょうかね。あっ、本名はドン・チャルーズ・優香・コルテニット三世です」
と鼻くそをほじりながら答えた。
あー殴りてぇー。右ジャブからの左ストレートくらわしてぇ。
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