スクールジャック

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校舎5階 義一、美奈、敦志、大介ら4人は守とカリー(華里奈)捜索のため、2時間目をサボりながらも校舎内を徘徊していた。 …だが、 「見つかんないな…全然…。」 義一はそう言って壁にもたれ掛かった。 「どこ行ったんだろ?あいつ。」 と、敦志。 「それが分かんないから必死こいて捜してんだろ。………にしてもさっきの音、何だったんだ?」 「音?」 「さっきのヘリの音の事だよ。」 先程まで長時間聞こえていたヘリコプターの音。あれは確かに真上から聞こえたものだった。 「ねえ宮方君…教室戻らない?」 義一の隣には気まずそうな表情をした美奈が。 授業をサボった事に対しての罪悪感が未だに消えていないのだ。 その時、 「おい!!こっち来てみろ!!」 6階へ繋がる階段から大介の声が聞こえた。 3人がそれに従って行ってみると… 「……あそこ…開いてんのか!?」 義一が思わず驚愕の言葉を漏らした。 普段は閉められている筈の6階の扉が…僅かに開いているのだ。 教師の閉め忘れだろうか。どの道このチャンスを逃す手は無い。 義ーは階段を1段飛ばしで駆け上がり、6階へ侵入した。 ……6階に関しては生徒の間で様々な噂があったのだが結局はどの階とも変わらない。真っ直ぐな廊下と、幾つかの教室があるだけ。 唯一違う点と言えば屋上へ繋がる扉が廊下の奥にあるだけだ。 少々がっくりしながらも、義一は1番近くの教室のドアを開けた。 「……ぁ…?」 その教室の中には大量の黒い物体が見受けられた。 よく目を懲らして見ると…それは…。 「……嘘だろ…?」 ……銃? それも、よく映画で目にする……マシンガン…?
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