真夜中の迷宮

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「ちょっと聞きたい事があるんだが…。」 華里奈はその男の正面に立ち、華里奈の部屋の場所を尋ねた。 そして返答は…。 「いや、知るわけ無いっしょ。」 「な…何!?」 「ていうか俺ここに転属して3日だし。まだ構造とか覚え切れてないんだよね。悪いけど他当たってくれや。」 「……チッ!」 舌打ちすんなよ。 「仕方ない…椎羅木、付いて来い。」 すると華里奈は出入口へと歩いていってしまった。 「え…どこ行くんだよ!」 「いいから来い。腹減ってるんだろう?」 華里奈に連れていかれた先。そこには、想像を絶する光景が広がっていた。 「あら華里奈ちゃ~ん。こんな時間に何のご用~?」 「あらやだ!その男誰ぇ~?もしかして、カ・レ・シ?」 「さあ飲んでって食べてって~!売れ残りだ~け~ど~!」 ……………。 俺が連れて来られた施設。その入口は…………………オカマ・バー…。 何故…ここに連れて来んだ? 俺にこの3人のオカマさん達と一緒に歌って踊れと? ………どん○け~……。
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