18310人が本棚に入れています
本棚に追加
「ぬほほ。こんがりいい感じに焼けておるのぅなっちゃん」
「おいエロ村長」
「!!」
俺が村長の肩を叩くと、村長は大袈裟に驚いて双眼鏡から目を離した。
「おぉ!東京少年に雨音ちゃんかのぅ!」
「覗きは駄目だよ村長!」
「フォッフォッフォッ!スマンのぅ!それより………」
そう言って村長は、目線を雨音の顔から下に落とした。
「ホントに成長したのぅ雨音ちゃん♪ナイスボイン…ぐほぉ!!」
村長のセクハラ発言の途中で、俺は村長のいやらしい目玉にチョキを突っ込んだ。
まったく、救いようのないエロジジイだ。
「もう!暴力は駄目だよ心ちゃん!」
「いやっ、お前はもっと警戒すべきだぞ雨音」
俺が真面目に雨音にそう注意をしていると、いつの間にか村長の姿は消えていた。
「アレ?村長がいない!」
「あっ!あそこだよ!」
そう言って雨音が指差した先には、今にも夏に飛びかかろうとしている村長の姿があった。
しかも、夏は全然気づいてない!
「ぬほほー♪なっちゃーん…ぐぇふぉ!!」
次の瞬間、村長は何故かどこからともなく飛んできたタコにぶつかり、真横にぶっ飛んだ。
最初のコメントを投稿しよう!