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「あん?なんか言っ…」
そう言いながら振り返ろうとしたエンペラーに……
「ンノヤロー!!人が下手に出てりゃ勝手なことばかり言いやがってぇ!!」
マジで怒鳴りかかっていた。
「お、おい…ちょっと落ち着い…」
「はぁ!?落ち着いてるよ!だいたいテメェは……」
「わかった!!わかったから落ち着けぇ!!」
「明日晴れるかな?」
「どうだろうね?」
他の走り屋は世間話に戻っていたーー
※数分後
「…よ、よし…。ルールを説明するゼ。」
「……お、おぅ。」
2人とも既に長距離走をした後のように息が上がっていた。
「勝負は下り一本だ。スタートはそこの小さな鳥居から、ゴールは麓の道路が拡張されているポイントまでだ。」
「わかった。」
「よし!おぉい、誰かちょっとスターターやってくれ!」
話をしていたグループがこちらに来てくれた。
「危険なブラインドコーナーには人を配置しといたから2人とも事故らん程度に頑張れw」
スターターがスッと手を上げた。
「それじゃ、行きます!」
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