ep02 矛根最速と言われた男

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ロードスターを少し引き離したところでストレートエンドに左ヘアピンが迫る。 アウト一杯に車をよせ、1.5tの車体を止めるべくやや早めのブレーキングを開始するR33… その時!!         「甘いんだよ!」         ロードスターがその軽い車重を生かし限界までブレーキを遅らせ、R33との差を埋める。そしてそのままがら空きのインサイドへとハナを滑り込ませた!   本来ならば、この時点からロードスターにかぶせるようにブロックすることがR33にも可能なのだが、前半は仕掛けてこないとふんでいたため反応できない!   「なぁっ!?」   左ヘアピンを前に両者は完全に並ぶ。 インサイドにロードスターがいるが、ブレーキを遅らせすぎてオーバースピード気味での進入 逆にアウトサイドのR33はしっかりと減速している コーナー進入、ロードスターが前にたつ!   「無理だ、速すぎだぜ!」   「くそっ!まだまだ!!」   殺しきれない車速をドリフトすることにより落とそうとする瑞樹 しかし、車体は耐えきれずアウトに膨らむ!   クリップを奥に取っていたR33が空いたインサイドへと飛び込でいく!   コーナリングしながらラインがクロスし、再び両者が横一線に並ぶ!!
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