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ロードスターを少し引き離したところでストレートエンドに左ヘアピンが迫る。
アウト一杯に車をよせ、1.5tの車体を止めるべくやや早めのブレーキングを開始するR33…
その時!!
「甘いんだよ!」
ロードスターがその軽い車重を生かし限界までブレーキを遅らせ、R33との差を埋める。そしてそのままがら空きのインサイドへとハナを滑り込ませた!
本来ならば、この時点からロードスターにかぶせるようにブロックすることがR33にも可能なのだが、前半は仕掛けてこないとふんでいたため反応できない!
「なぁっ!?」
左ヘアピンを前に両者は完全に並ぶ。
インサイドにロードスターがいるが、ブレーキを遅らせすぎてオーバースピード気味での進入
逆にアウトサイドのR33はしっかりと減速している
コーナー進入、ロードスターが前にたつ!
「無理だ、速すぎだぜ!」
「くそっ!まだまだ!!」
殺しきれない車速をドリフトすることにより落とそうとする瑞樹
しかし、車体は耐えきれずアウトに膨らむ!
クリップを奥に取っていたR33が空いたインサイドへと飛び込でいく!
コーナリングしながらラインがクロスし、再び両者が横一線に並ぶ!!
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