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zzz~
zzz~
そこは山の麓の閑静な住宅街ーー
の1番隅に位置するマンションの一室。
壁紙は白色で、とても清々しい感じの部屋である、が、床には雑誌が散乱し、そこら中にネジやナットが転がっている。
目覚ましがなる。
「…何故だぁ、何故休日なのに目覚ましが鳴るぅ~」
俺の名前は白河瑞樹。
21歳独身の普通のサラリーマンだ。
趣味は車の運転、車いじり、車の話、車の…etc.
まぁ、車一筋の健全な車馬鹿だ。
そして今日は休日。
本当はもっと寝ている予定だったのだが……思わぬ妨害を受けた為、やむなく予定を変更する。
(天気もいいし、ちょっと流してこようかな…)
俺は軽い朝食と身支度を済ませ、愛車のキーを手に部屋をでた。
このマンションには、建物の隣に屋根付きのガレージが完備されていて、車好きには嬉しい住居である。
その中のひとつのシャッターをあける。
小型ながらも、しっかりとした存在感を発するそれは、深緑に朝日を反射させ俺を迎えてくれる。
「お待たせ、ロードスター。行こっか」
ガレージに足を踏み入れる。
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