止まらない。

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  ──2000年5月      実家で、  母親との2人暮らしが始まった              母親と暮らすのは、  中学生以来─…      実家は、  あの頃みたいに  父親や姉は、もう居なくて、  母親だけが、  1人ぼっちで暮らしてた。      母親は、  あたしの想像を越えて  1人淋しく歳を重ねてた。      母親と  一緒に寝て起きて  母親の美容室を手伝って    あたしと母親は  久しぶりの親子の時間を  べったり過ごした。        父親が居なくなった事が  今さら、あたしに染みるよ…    一緒に住んでなかったから  8年前の父親の死を  あたしは、  受け入れられてなかったんだ。         お母さん   ずっと1人で   ここに残されて   つまんなかったでしょ?     あたし、   勝手ばかりで、ごめんね   ずっと、こうして   お母さんの側に居たいよ          でも、あたしの  カバへの気持ちは  止まらなかったんだ。    
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