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「どうして、運転手になったか
聞かないの?」
カバは、
とても話したそうに
あたしの顔を見詰める。
「聞きたい!」
そんな事、本当は
どうでもいいんだけど…
カバは、
嬉しそうに話し始めた。
まるで、少年のように。
「小さい頃からの
夢だったんだ」
「夢が叶ったんだね」
「まだ途中だよ」
「トラックの運転手でしょ?」
「トレーラーに乗りたいんだ」
あたしには、
どっちでも変わらないよ。
同じ運転手じゃないの?
でも
カバの瞳は、輝いてたんだ。
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