恋に堕ちた。

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   いつも  うまくやってるつもりで  大概馬鹿を見るんだ。        カバの寝息を聞きながら  あたしも、  いつの間にか眠ってた。          ふと、目が覚めた時  あたしは  ベットに1人だった。       そっか…   泊まりに来てたんだ        いつまでも寝てる女…    そう思われたくなくて  飛び起きた        カバは、  雑巾片手に  ベランダのガラス戸を  拭いてた。        「おはよう!よく眠れた?」      「おはよう」      「僕は、君の寝顔を   ずっと見ていたから   全然眠れなかったよ」      「あたしより先に寝てたよ?」        カバは、冗談ぽく、  歯の浮く台詞を、よく言う。    
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