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「1つだけ…約束してほしい…」
「何?」
「俺を殺した後、雛形さんの事を報告するのをやめてほしい」
「…どうして?」
「俺が無理矢理聞いたから」
「ふーん…でもそれは無理な約束よ。報告はするわ」
「ッ!」
夏樹は坂山を睨んだ。
「だからそんな顔しないで…しょうがないわ。だって規則なんだもの…」
「そんなに雛形さんが憎いのか?」
すると坂山はにっこり微笑んで
「ええ、もちろん。もう終わりにしていいかしら?だいぶ時間が過ぎちゃったから…」
そう言って坂山は、再びナイフを振り上げた。
「さようなら浅山夏樹…」
ドスッ
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