754人が本棚に入れています
本棚に追加
私は彼女より年上で、それまで何でもトップだった。
彼女が来るまでは…
彼女は私よりも年下で、何でもできた。
私を抜いてトップになることも、そんなに時間はかからなかった。
だんだん彼女に視線が注がれていくことに私は嫉妬していた。
大きな任務も全て彼女が行っていた。
だから私は聞いたんだ。
『主任ッ!どうして彼女なんですかッ!!』
『…どうしてと言うと?』
『何故彼女ばかり大きな任務がッ!?』
『彼女が優秀だからよ』
当たり前のような答えが返ってきた。
『分かったなら行きなさい。私は忙しいの』
そう言われたので、私は素直に部屋を出ようとした。
『主任!』
私は1つの案を思いついた。
『まだ何か…?』
『1つお願いがッ!』
最初のコメントを投稿しよう!