殺し屋と言うもの

13/37
前へ
/283ページ
次へ
私は彼女より年上で、それまで何でもトップだった。 彼女が来るまでは… 彼女は私よりも年下で、何でもできた。 私を抜いてトップになることも、そんなに時間はかからなかった。 だんだん彼女に視線が注がれていくことに私は嫉妬していた。 大きな任務も全て彼女が行っていた。 だから私は聞いたんだ。 『主任ッ!どうして彼女なんですかッ!!』 『…どうしてと言うと?』 『何故彼女ばかり大きな任務がッ!?』 『彼女が優秀だからよ』 当たり前のような答えが返ってきた。 『分かったなら行きなさい。私は忙しいの』 そう言われたので、私は素直に部屋を出ようとした。 『主任!』 私は1つの案を思いついた。 『まだ何か…?』 『1つお願いがッ!』
/283ページ

最初のコメントを投稿しよう!

754人が本棚に入れています
本棚に追加