殺し屋と言うもの

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「転校って…嘘だよね?」 「……」 雛形は何も言わなかった。 「だって昨日まで…」 「…死んだわ」 「えっ…?」 雛形の突然の一言に夏樹は息をのんだ。 「雛形さんが…殺した…の?」 体がガタガタ震えていることに夏樹は気づいていた。 「いいえ…彼女が自分で…」 「…そっか…」 最悪のシナリオではなかったことに、夏樹は少しホットした。 「聞きたい…?」 「何…を?」 「彼女の最期…」
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