冷たい唇

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「ははは、それはそうだね」 そう言って男は女の髪に触れ、その髪にキスをする 「綺麗な色だね、染めているのかい?」 「沢山の血を吸って紅く染まってるんです」 「ははは、冗談が上手いね」 男は女を柔らかくベットに押し倒した 「君は殺し屋だというのかい?それとも吸血鬼?」 「そうだと言ったら?」 男は女が来た時を思い返す 女は手ぶらで来た 今身に付けているのはバスローブ一枚 殺す道具など持って来ていない
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