気持ち。

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君との出逢いは突然だった… ――ドンッ!! 『……あっ!!ごめん!!よそ見…』 俺は驚いたんだ。 目の前に居る君が、目をつぶり白い杖を持っていて… こんな身近に こういう人がいたんだ…と。 とりあえず俺はお詫びをしたかった。 けれど、これでも受験生だ。 塾があるからケータイの番号と名前を君のケータイに登録した。 その日の夜、俺は君のケータイに電話をした。 お詫びの日を決めたくて。 かけると予想以上に君はすぐ電話にでた。 君の名前は… 「奈々!!白鳥奈々!」 それからたくさん話をした。 でも君は愛想笑いばかり浮かべていた。 ―この子には暗い闇がある…… そぅ感じたんだ。 お詫びの日は明後日に決まりダチの竜也も連れていくことにした。
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