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『2人は幸せもんだよ♪奈々はすっごい歌ウマいんだから!!』
突然あかりは言ったんだ。
昼食を食べた後、カラオケに行く事になっていた。
あかりの突然の言葉に顔を真っ赤に染めて焦る奈々。
(可愛いなぁ…)
そんな気持ちを隠すように俺は聞いた。
『歌うまいんだ!?どういう系歌うの?』
「どういう系て…気に入った曲?」
――ブッ!!
思わず笑ってしまった。
『アハハッ!!気に入った曲てアバウトすぎ!!』
『ホント!!奈々チャンておもしろいね★』
奈々に慣れてきたのか竜也も普通に話に入れるようになった。
そして、カラオケに行った。
正直、俺は君があんなにも綺麗な澄んだ歌声をしているとは思わなかったんだ。
だから最初は言葉すら出てこなかったんだ。
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