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それから何度か連絡を取り合ったり
4人で遊んだり
そぅしているうちに俺はひとつの感情に気付いたんだ。
奈々と話していると高鳴る鼓動。
奈々を見ていると緊張する自分。
そぅ………
俺はいつの間にか君に恋していた。
そんな時、竜也は俺にこんなことを言ってきた。
『…俺、あかりが好きじゃぁぁ!!!』
馬鹿デカい声で叫びながら竜也は俺に襲いかかってきた。
『おっ、おいっ!!おまえキモいぞ…』
ちょっとひいた目で見てやった。
『えっ!!ひくなってぇ敬クン★』
最後の方はオカマっぽくなっていた。
『あかりにひかれるぞ』
ちょっとした意地悪で言ってやったら、
すがりつくような目で
『言わないでくれっ!!』
コイツは本当に単純だ。
でも、それが竜也の良い所。
『春休み明けちゃったしな…
今晩電話でもして、明日の放課後遊ぼうぜ!!』
俺はなんて良い友達なんだ…!!
自分で自分に感動していた。
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