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私は白鳥奈々(シラトリ ナナ)
…目が
見えない…。
周りは私が盲目だからって気ばかり遣う。
……でも私を特別扱いしない親友が居るんだ。
『奈々ぁぁ-…まじ校長のハナシとかウザいんですけど!!無駄に長いから!!頭の髪は短いくせにぃ』
「…ブッ♪それ遠回しにハゲって言ってる?」
『バレちゃったぁ?ァハハ♪』
-斉藤あかり-
私の唯一の親友…
前はもっと、たくさん友達が居た。
-目が見えなくなった-
それを話した途端周りから人は消え
残ったのはあかりだけだった。
あかりは家の事も知っていたし
私を一番理解してくれた。
でも…まさか
あの人まで離れて行くとは思わなかった…
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