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『…ゲッ!!もう7時だぁ…』
あかりの声でハッとした。
この季節、外はすぐ暗くなる。
「えっ!!7時!?どうしよう…お母さん心配してるかなぁ?」
奈々は不安そうな声で言った。
『大丈夫か?暗いし送ってくよ。』
そう言うとあかりは大喜びしたが、奈々の表情は曇った。
「私は…親呼ぶから良いよ。」
奈々の事だからきっと自分が迷惑をかけるとでも思ったのだろう。
『なんだよ奈々っ、遠慮すんなって!!親呼んで待ってるより、俺がチャリ乗っけてやるよ!!』
そう言うと奈々の表情は明るくなった。
「うんっ!!ありがと♪」
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