夢を売るバス

無限の蜃気楼

麗志は目の前にいる女をｷﾞｭｯと抱き締めた。
夢が叶った。
自分の大好きだった××ちゃんが今腕の中にいる。
働かずして一生使っても使い切れない金も手に入れた。
「アハハハハ」
高笑いをして自分の今いる世界を確かめる様に腕の中の美女をもう一度見た。
なんと美女は薄笑いを浮かべた不気味なピエロに変わっていた――――――――――――――――。