第二章

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私、咲坂 彩音。 大学2年生。 私には、忘れたくても忘れられない人…… そして、過去がある。 それは、私にとって、 とても辛い別れがあったからだ…… でも……今は、新しい彼氏もいて、忘れなきゃいけないんだけど…… その人は、高校の時の同級生で、私のことを振り回すような…… どうしようもない男だったけど…… 私から 『別れよう!』 って、言ったはずなのに 何故か忘れられないのだ。 そんなある日のこと…。 私は、夏休み中の一週間の間だけ、 中学からの友達の柿田 美央【かきた みお】と 美央の彼、如月 碧【きさらぎ あおい】、 そして、私の彼の須藤 正輝【すどう まさき】の ダブルカップルで旅行に行こうと話し合っていた。 そして、私の従兄でもある、純兄こと、咲坂 純也【さきざか じゅんや】の経営するペンションで、 安くしてもらえるということで、一週間泊まることになった。 その当日8月10日がやってきて、車で待ち合わせ場所に行くと美央から、『もう一組、来ることになったから!』と言われ、 私は、“誰が来るんだろう?”って、少しワクワクしていた。
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