‡ヴィンヤード第二邸ノ朝‡

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「やはり貴方はもうしばらく寝ていなさい。そうだな、私がこの屋敷に仕えている間」 「君に眠らせてもらえるのは光栄だけど、俺には世界征服と言う夢があるからそんなに永くはダメ」 「そんな夢、この私自ら壊しますから安心して眠って下さい。それが貴方に出来る皆への贖罪です。」 サディアは再び青竜刀を取った。フォルクスもとっさに身構えた。 「シェイ!協力してくれ!」 「あいよっ!!」 シェイは懐から麻酔銃を取り出した。フォルクスもシューズにスイッチを入れてさて始まると云う時。 ひゅんひゅんひゅん… 「ええーーっ!?」 サディアは青竜刀を投げ出して輪のついた縄を振り回しフォルクスに向かって投げた。フォルクスはすぐさま空中に逃げようとするが、シェイが体をガッチリと掴んでいる。 「ちくしょう、刀はオトリかっっ!!」 フォルクスは悔しそうに叫ぶ。サディアはにっこりと笑って 「もう少し寝ていなさい!」 フォルクスに強烈な回し蹴りを放った。
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