はじまりはここから

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鴉のいた場所には一人の男が… 真っ白な髪をウルフカットのように切り揃えられ、太陽のように燃える紅い瞳、健康的な体格と肌色。 先程の蝙蝠男とは対をなす容貌であった。 「部屋の四方に貼っつけとけ」 「あーやっぱりコイツやだ。なんか臭いぞ」 「そんなこと知らん邪魔なんだそこにいられると」 「可哀相な予こんな鬼畜で我が儘な奴を主に持つなんて」 と言いつつも修羅伽の言うことを聞いて蝙蝠男を肩に担ぐ。 「ならあのまま殺してもよかったんだぞ」 「出来ねーくせに」 「ぁ"ん?」 「なんでもありましぇん」 おどけながら夢辻は屋敷の廊下を歩いていった。 「フン…」 **********
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