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「生徒会長は…
天音棗さんに任命します」
それを聞きみんなざわついた
『ぇ……?』
「何で棗?」
拓弥もびっくりしたみたいだった
「棗さん壇上に上がって来て下さい」
春斗先輩が言う
『はっ…はい!!』
壇上に上がり戸惑う私に春斗先輩は…
「ほら挨拶」
ニコっと会長スマイルを見せながら小さな声で言った
『えっと…4月から会長に任命されました天音です。分からない事だらけですが皆さん!!私について来て下さい!!』
みんなの反応は思いのほか良くて少し安心した
「棗が会長かぁー(笑)」
『何よ…また他人ごとみたいに!』
「だって?「他人ごとだし」」
エマと由利はいつも私をいじりたがるのね…?
もー慣れたけどさ
「でもさ?この学園で女の子が会長なんて初じゃない?」
『そうなの?』
余計心配…
「まっ頑張ってよ♪」
もー!!
私を選んだ理由…2つだけ春斗先輩に言われた
1つが…西園寺先輩は部活で忙しいから無理だということ
2つ目が…なんとなく
なんとなく!?
そんな理由で私会長なんて出来るのかな?
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