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拓「何さっきからウロウロしてんの?怪しいんだけど」
『ごめんなさいっ…』
明日からこの人と…
恐怖で顔が歪む
拓「部屋分かんねーの?」
『…だって初めて来たのに2人とも私置いてどこか行っちゃうから』
拓弥くんは溜め息をつくとこっちだって案内してくれた
拓「お前学年は?」
『高1です。拓弥くんは?』
拓「お前と同じ」
『あのっ!』
拓「は?」
『お前じゃなくて棗って呼んでください!』
それが私の精一杯の勇気だった
拓「何言い出すかと思ったら(笑)…棗な」
私の顔を見てゲラゲラ笑ってる…
『なんで笑うんですか!?』
少々怒りを込めて言う
拓「何怒ってんの?」
『怒ってません!』
拓「あ、部屋ここ…」
『ありがとうございましたっ!!』
バタン
拓「何だ?あいつ…(笑)」
『(見かけより恐い人じゃないのかな…?)』
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