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とか何とか考えていると、目の前をかなりの美人なお姉さんが通り過ぎて行く。
それまで脱力していた私の頭が一気に冴え、背筋を伸ばすとそのお姉さんを観察しだす。
…かなりの美人ですね。
こうなるともう、私の趣味が抑えられません。
即座にベンチから立ち上がると、懐から手榴弾を取り出してお姉さんに近付く。
そうしてから、満面の笑みを浮かべて言った。
「貴方の背中に突っ込んで良いですか?」
「…え?」
不意に言われたので面食らったのか、お姉さんが実に呆けた表情になる。
そこを狙って、再び口を開いた。
「貴方に投げ付けたい」
持っているのは手榴弾、だけどこれはれっきとした愛の告白ですよ?
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