一章 魔物の影

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「ふーん。真面目だねー」 「ははは、まあまた何かあったら頼むぞ」 ゼストはアルスとフォルツの肩を叩きながら言った。 「あんた達も もう少し腕を上げとけよ」 アルスは冗談まじりに捨て台詞を吐き、フォルツと共に村を後にする。 「あっ」 何かを思い出したようにアルスが声を出す。 「どうした?」 「報酬」 「え?」 「ちっ、報酬を貰いそびれた」 「あーそういえばゼストさん手伝えば報酬くれるって言ってたな」 「あいつ、真面目なふりして中々やり手だな」 「戻るか?」 「そんな意地汚いことできるか!」 そして二人は更に進む。
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