702人が本棚に入れています
本棚に追加
残り３分
１年３組 １７
３年１組 １９
龍平のダンクで会場がさらにざわめく。
(ヒソヒソ…見たかよ、おい。あいつダンクしやがったぞ！)
(ヒソヒソ…あぁ、すごいジャンプ力だったな。)
会場が揺れている中、３年の攻撃。
龍平は小林にしっかり付いている。
しかし
ﾌﾞﾝ！！
｢おぉ！ナイスパス！！｣
小林のアシストで３年生が得点を決める。
小林捨て台詞。
｢お前が俺に付くのは得策かもしれないが、俺の本来のポジションはＰＧだからな｣
しかし龍平もとまらない。
インサイドから体を押し込みボールをねじ込む！
バス！
１年チームは攻撃を龍平に託す形となった。
ここから試合は大きな動きを見せない。
小林のアシストで４点差。
龍平のミドルｼｭｰﾄで２点差。
２点差と４点差が続いて時間だけが過ぎる。
残り１分１０秒
１年３組 ２３
３年１組 ２５
３年の攻撃。
｢さぁそろそろ止めないと苦しいぞ！！｣
｢ここまで来たら頑張れー！！｣
しかし３年生はそうはさせてくれない。
逆にファウルを犯してしまう。
ピー！！
バス！
｢ああぁぁ！バスケットカウントだぁ！｣
｢ここでこれは痛い！｣
ボーナススローもしっかり決められる。
ファウルをしたのは龍平だった。
｢チェッ、つい焦っちまったぜ…｣
川野が声をかける。
｢ドンマイ！まだまだいけるさ！｣
試合はついに１分を切った。
残り５８秒
１年３組 ２３
３年１組 ２８
最初のコメントを投稿しよう！