冷たき少女

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 俺は訓練場を見て感心した。さすが部隊制のギルド、訓練場の広さは学校の校庭の数倍はある。  訓練場には他の隊からも実力を試されると言われたのか、新人が先輩相手に武器を振るっていた。 「さて、見てわかるようにこれからお前には隊の誰かと手合せをしてもらう」 「はぁ………」 「んじゃあ…………サヤ、お前相手してやれ」 「………わかりました」  女性と手合せ?もしかして俺って舐められてる?  「え?女性相手ですか?」 「あ、それ禁句………」  ジャックの注意とほぼ同時に俺に大剣が振り降ろされた。   間一髪背負っていた俺の大剣を抜き防いだがおかしい、サヤはさっきまで何も持っていなかったはずだ。 まさか 「創造魔法!?」 「その通りだ。それにしてもお前なかなか筋がいいな。キレたサヤの一撃を受けとめるとはな。しかも不意打ちを」  アルス隊長が喋っている間もサヤは手を休めることなく斬撃を放つ。これは手加減なんかしてる余裕はない。というか本気でやらないと殺される!!  俺はサヤの斬撃を受けとめながらも少しずつ反撃にでてみた。
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