プロローグ

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あれは今から8年前の春だったかな…ジリジリジリジリ… 『う、ん…んんッ…』 バンッドカッ! 『あぁ〰ッいッ痛ぇ〰』  朝から騒がしいこの少年、この物語の主人公になる?つかなってる?まぁどっちだっていいんだけど!  名前は『木更津 旬』明日から中学1年 旬は小1~小6の途中まで沖縄に住んでいた! 丁度明日は中学校の入学式…本当に中学生になれるのか?と思う程のヤンチャさ…まっ大丈夫か! ちなみに今解説してる俺は8年後のこいつね! まぁたま~に俺が解説みたいな感じで出てくるから💧…あッ確かもうそろそろ母が…それでは楽しんで!じゃ! 『旬もう9時よ~起きなさ~い』 …うっせぇなぁ~ったく糞ババァ…なんて心の中で思う💧 『あッ!あぁ~ッ!…お、おお、俺の1980円もした超高級&超高音質の目覚ましがアニメのようにバネが飛び出てるッ!』そう言いながら壊れた目覚ましと共に時間が止まったかように俺は呆然と目覚ましを見ていた… 『朝からマジうッせぇしッ!つか何一人ごと言ッちゃッてるわけ?マジ意味不なんですけどぉ~ウケる~』 …このまさしく私はギャルですよ!的な喋り方をしてる女は俺の姉『木更津 鈴華』だ! 俺は姉をしかとして壊れた目覚ましを持って下へ行った! 『何?さっき上でした大きな音は?』 と母、壊れてる目覚まし見りゃ分かんだろ~が💧…なんて思いながら俺は超簡単に説明した 『…俺とこれ(目覚まし)が落ちた』 そんな俺の言い方に母はムッとした顔をして 『なら自分のお金で目覚まし時計を買ってきなさぃッ💢』 そう言われ俺は着替えて2500円と母が書いた超安い時計屋までの道が雑に記されている地図を持って家を出た…歩いて5分程、時計屋らしき物が見えた!俺は微妙に笑みを浮かべ時計屋に向かって走った! そして中は古びていてレトロ系な感じがした!目の前には丁度“落ちても壊れないNEWスタイルの時計”と書いてあるのを見てあまり信用できなかったがパチかマジかは天に任せてその時計を買った! 時計屋から出てふと気付くと丁度その時計屋の隣には、明日から通う事になる “桜羽第二中学校” があった!! あまりに急いでたから自分でも気付かなかった… 『確かここってソフトテニス?とかっていう部活が強いんだっけ?』 誰もいなぃのに一人ごとを言ってる俺…       『ソフトテニスか…なんか聞いたことないな…』 でもそのソフトテニスとの出会いが今の俺、そして未来の俺をも変えて行くのであった…
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